KYON.J | MY PERSPECTIVE

May. 11. 2020

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プロフィール

Kyon.J

Photographer

中国広東省生まれ、2008年に来日。2015年に北海道の雪原で出会った、光り輝く自然の美しさに魅了され、その感動を人に伝えたいと風景写真を撮り始める。まだ見たことのない世界を求めるうちに次第に世界へとレンズを向けるようになり、2016年は”Beauty of China”、2017年からは”Exploring the World”をテーマに、働きながら大自然の光が織りなす美しい一瞬を追いかけ続けている

7つのキーワード

被写体

メインの被写体は風景です。2015年に北海道の雪原で出会った光り輝く自然の美しさに魅了され、その感動をもっとたくさんの人に伝えたいと思い、風景写真を撮り始めました。南国生まれなので、今まで雪を見たことさえなかった私が初めて本当の冬景色を見たような気がして、その衝撃と感動を同じく雪を見たことがない誰かに伝えたいなぁと思ったのです。そして、その衝撃的な感動にハマってしまい、もっと見たことのない景色をこの目で見てみたい!と思ったのが、風景写真を撮るようになったキッカケです。

この景色を目に焼き付けるために旅をしてきたんだって思いました。「君に出会うために生まれてきたんだ」と似てる感情かもしれません。基本的に「Trust my instinct & enjoy the process(直感を信じて、プロセスを楽しむ)」タイプなので、本能的かもしれませんが(笑)

今までの実体験で言うと、圧倒的な存在である雪山を目にした時、普段の些細なことや悩みは一瞬で吹き飛ばされて、人間ってちっぽけだなぁって実感しつつも、その雄大な自然の中に自分自身がいて、自然と共に過ごした時間をより五感で、より身近に、シンプルに感じられたところが生きている実感や喜びに繋がったと思います。

機材

カメラはSONY α7R IIIとSONY α7R IVを使っています。写真を始めた最初の頃に外見でSONY a7を選びました。使い続けるうちにいつの間にかボディの形も機能も使い方もカメラと一心同体になったような気がして、ずっとαの7シリーズを使い続けています。レンズはSONY SEL1224G、SONY SEL2470GM、SONY SEL70200GMの3本しか使っていませんが、使い分けは特に想定せず、現地に着いてから見て、考える感じですね。経験上だと湖畔系は広角が多い、雪山系は望遠が多いかもしれません。

9割の写真は手持ちで撮るスタイルなんですけど、三脚は毎回持っていっており、RRSの一番軽いやつをずっと愛用しています。ポイントとしては軽い。錆びない。防水(カーボン)。頑丈。ある程度風に強い。あとは外見。外見は結構大事!ダサいやつは使う気にならないです(笑)

主に現地調査用としてDJI MAVIC PROというドローンを持っていきます。冬の道はよく閉鎖されていたりするので。あとは隠れ山道探しや、トレールは雪に覆われているかどうかみたいな探査。余裕があれば「Behind the scene(舞台裏・メイキング)」の動画撮影もします。

キーワードの機材とはずれるかもしれませんが、旅する時に欠かせないアイテムとして純水のおしりふき(テント泊の際の体拭きや果物の表面拭きなど、万能ウェットティッシュとして愛用)、蒸気アイマスク、無印良品の旅行枕、サングラス、虫除けクリーム、ヘッドライト、車酔い防止系の薬やオイル、ホテル用スリッパ、コーヒー、うまい棒(めんたい味、チーズ味、コーンポタージュ味、たこ焼き味が好きです!)があります。

理由

見たことのない大自然の輝く奇跡の瞬間を見ることができた時の感動や、心の奥から湧き出る喜びといった「生きていてよかった」というような感覚にハマってしまったので、一生抜けられないかもしれないです(笑)

普段なかなかいけない場所であればあるほど、その感情を誰かに共有して「地球はこんなにも美しい」「人生をもっと楽しもう」、そういったポジティブな気持ちにより多くの人がなってくれたら嬉しいです。

理想

写真だけに限らず、様々な分野で幅広く、ひたすら自己研鑽するのみです。もちろん他人の作品も見ることは大事ですが、それよりは自分の心に正直に向き合って、本当に欲しいものだけに集中する。写真は心を写すものなので、自分の世界観と人生観は少なからず作品に反映されると思っています。どんな写真を撮りたい、次はどこに行きたい、何を求めているか、他人の評価や見方ではなく、自分の心に従って歩んでいきたい。撮る気がしないときは全然撮らないし、逆に「絶対これ撮りたい!」というのを見つけた時は様々な困難があっても撮りにいくというただのワガママな気分屋です(笑)

写真がうまいとかテクニックがすごいとかの話よりは、心豊かな人間になりたいなあと、常に思っています。精神状態が変われば、撮った写真の雰囲気も変わってくると思いますし、年を取ればまた違うスタイルに変わることでしょうし、誰も知らない未来の可能性を楽しみにしています。

発信

SNSがなかったら恐らく写真撮影もしていなかったと思います。世界中のすごい写真家たちと繋がれた大きいキッカケであり、実際に彼らと会うことで自分の価値観が変わり、ライフスタイルも変わりました。

旅を計画して、飛行機に乗って、現地に辿り着いたら、地元の人とご飯を食べたりおしゃべりをしたり、ロケハンをしたり、撮影地でひたすら見てみたい瞬間を待ってみたり、その間にいろんなトラブルもあったり…。

一枚の写真が撮れるまでのプロセスが自分にとって、最高な思い出と経験になるのです。天気が悪くてなにも撮れてなくても、その撮影旅自体が一番意味のあることだと思うので、発信するかしないかは全く関係ありません。もちろんいい作品が撮れたら個展などでまとめて発信する予定ではありますが、撮影する時はそういうあとのことは全く考えていないです。

仕事

これからやってみたい仕事としては、世界中の絶景・秘境スポットでキャンプや〇〇してみました!みたいなシリーズをやってみたいです、もちろん撮影も。特にヒマラヤ山脈・南極・グリーンランド・アラスカに関わる撮影の仕事なら、躊躇せず受けるかもしれません(笑)

未来

今後についてなんですが…実はあまり未来のことを考えていないんです。人間はとても脆い生き物なのでいつ死んでもおかしくない。「今を最高に生きる」というのが、私のモットーです。

by Kyon.J

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May 11. 2020

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