コンパクトデジタルカメラ界の魔物!FUJIFILM X100Fの魅力を100%引き出すおすすめの4ジャンル

May. 21. 2021

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越後湯沢と東京の二拠点でカメラマンとして活動をしているKeng Chi Yangこと、けんちゃん(@keng_chi_yang)です。

よく聞かれますが、福岡出身の日本人です(笑)普段はお仕事でポートレートや複写、ブツ撮りなどをしています。

今回はFUJIFILMのコンパクトデジタルカメラであるX100Fをベースに記事を書いていきます。

はじめに

僕は元々大きな縦位置一体型のフルサイズ一眼レフを使っていたのですが、ロケ撮影や機材を持ったままの移動が多く肩がバキバキに凝ってしまったので、これまでよりも小さなシステムのFUJIFILM Xシリーズへマウント移行しました。

その際の決め手となったのがX100Fです。

友人からちょっと借りて使った次の日には、現金を握りしめてカメラ屋さんに行ってました(笑)

お散歩用のサブカメラとして使うつもりが、今やプライベートでのメインカメラになっています。仕事でもいつも斜め掛けにしていて、咄嗟の瞬間はX100Fで撮ることが多いです。家族写真なら子供に渡してあげて、ご両親を撮ってもらうといい写真になったりします。

あとはメインカメラに望遠レンズを付けっぱなしにして、X100Fを準広角レンズを付けた2台目のボディとして使うことも多いです。

FUJIFILM X100Fとは?

X100シリーズの4代目

まずこのカメラのスペックから紹介します。これだけでも機材好きからすると、そそられます。

FUJIFILMから販売されている高級コンパクトデジタルカメラ「X100シリーズ」の4世代目です。最新型は5世代目のX100Vがありますが、1-4世代目までと5世代目ではレンズが違います。僕は優しい描写のレンズが好きなので、4世代目のX100Fを愛用し続けています。

APS-C、2430万画素、フルサイズ換算35mm F2単焦点レンズ、重量約469g、しかも小さい。てんこ盛りのスペックです。

画質とサイズが両立されているため、スナップシューターに人気があるのも納得です。

しかもNDフィルターが内蔵されているので、そのままでちょっとした風景撮影にも使えてしまう隙のないカメラなことは、あまり知られていないかもしれません。

今回はその一目惚れをしてから使い続けているX100Fのポテンシャルを引き出すオススメの4ジャンルを紹介します。

X100Fのポテンシャルを引き出す4ジャンル

ストリートスナップ

小さなカメラといえばストリートスナップ。X100Fは小さくて軽いので、ストリートスナップに持って来いのカメラです。

基本的にストリートスナップは外に出て沢山歩くことが大事なので、日頃からストリートスナップを撮るなら体への負担はできるだけ少ない方がいいです。機材が大きくて外に出ないなんてのは、元も子もありません。

ストリートスナップで使える速いオートフォーカス

実はX100Fのオートフォーカスがとっても速いことはあまり知られていません。シングルポイントでは無く、ゾーンフォーカスにして使うとオートフォーカスが別物のカメラになるので、やったことがない人は是非試してください。

X100FはそもそもセンサーがAPS-Cかつ換算35mmのレンズなので、ボケ量がそこまで大きくありません。ゾーンフォーカスで合わせるレベルでも、大体の被写体は被写界深度内に収まるので、実用充分となります。

さらにコツとしては、普段から撮る被写体までの距離よりも少し手前に予めピントを合わせておくこと。歩いていて撮りたいものが見つかったら、すぐにカメラを被写体に向けてピントを合わせる。

オートフォーカスは、手前から奥に合わせる理由として、ピント位置無限遠から2m先まで戻すより、1mから2mに合わせる方が早いからです。

撮って出しで楽しむストリートスナップ

これは個人的な趣味ですが、ストリートスナップの撮って出しの写真は、生感が強くてカッコ良いと思っています(笑)普段は編集をしますが、たまに良いものが撮れるとそのまま残しておきます。

その点でもX100Fは撮って出しの色がクールで質感も良いので、撮れたときの満足感がとても高いです。そのままカメラからスマートフォンへ写真を送って、SNSにアップすることができるのもX100Fの利点です。

これは余談ですが、FUJIFILMから出ているチェキのInstaxシリーズはX100Fから直接印刷することができます。これもとっても楽しいです。

ポートレート

僕はポートレートといっても、観測者的に撮るポートレートが好きです。

相手が居て、僕が居た、ただそれだけ。プライベートだと基本的に妻を撮ることが多いので、対峙は特に必要ありません。妻はモデルや被写体ではないので。そこでカメラが大きいと存在感が出過ぎますし、シャッター音も気になる。

僕はカメラが大きいと、どうしてもポートレート然とし過ぎてしまいます。そしてカメラが大き過ぎると、何よりも生活や遊びの邪魔です(笑) なのでX100Fはパートナーのポートレートや生活を撮るのにとってもオススメです。

柔らかいレンズで人の肌を美しく描写する

冒頭でX100Fの描写が柔らかいと書きましたが、これがポートレート撮影にオススメの理由です。

絞り開放付近で撮ると、肌が柔らかく写ります。そしてポートレートと言えばソフトフィルター。X100Fの柔らかいレンズとソフトフィルターの相性は抜群です。

肌に絹のような滑らかさが出て、シワなども写りにくくなります。僕が個人的にオススメするソフトフィルターは、ケンコーさんから出ているローコントラスト No.1です。

その名の通りコントラストが抑えられ、ソフトフィルター特有のハイライトの滲みが美しく、優しい雰囲気のポートレートが撮れます。ここ2年ぐらいはほぼソフトフィルターを付けたままにしています(笑)

旅行写真

旅行はただでさえ荷物が多くなるので、持ち歩きの荷物はできるだけコンパクトにしたくなります。そのため、小さくて軽くそして写りが良いX100Fは旅行にもピッタリです。

旅行先での散策が楽になれば行動範囲が広がるので、その分だけいろんな写真が撮れます。画素数も2400万画素なので、128GBのSDが1枚あれば何千枚も撮れてしまいます。

作品撮り

ここまでは小さくて描写が柔らかくてスナップにいいと書いて来ましたが、実はスタジオシュートにも対応できる画質を持っています。

絞りをF8ぐらいまで絞ると、産毛がわかるレベルまでカリッカリに解像します。質感描写や立体感もかなり良く出ています。このサイズ感でここまで撮れるX100Fってすごいカメラだと思います。この幅の広さが、僕が愛用し続けている理由の一つです。

気軽に楽しめる充実した周辺アクセサリー

X100シリーズには、純正でワイドコンバータやテレコンバータもあります。特にワイコンは小さく優秀で、画質が良いのでオススメです。

フルサイズ換算で28mmの画角になるので、ちょっと広く撮りたい時にも重宝します。あとフィルター径も推しポイントで、フィルター径が49mmと小さく、ソフトフィルターやNDフィルター、C-PLフィルターといった各種アクセサリーがとにかく安いです。ソフトフィルターなら1,000円台で買えてしまいます。

つまり遊びで試すには持って来いってことです。ちなみに僕はいつもX100F用にローコントラスト No.1、ブラックミストNo.1とNo.05、C-PLフィルター、さらにハーフNDフィルターとND16を常に一緒に持ち歩いてますが、ポーチに入れてしまえばパンツの後ろポケットに入ってしまいます。

描写の幅が元々広いカメラですが、アクセサリーも小さいので更に幅が広げられる訳です。風景なんかを撮りに行くのにも向いてます。ちなみに次の写真は、C-PLフィルター + ローコントラスト No.1の重ねがけです。空の重厚感とシルキーで独特な質感が不思議さを強調させます。

X100Fと新たな世界へ

X100Fの魅力を存分に語ってみましたが、いかがでしたか?大きなカメラは大きなカメラなりのメリットがありますが、小さなカメラでもここまで幅広く遊べます。カメラ+レンズと考えるとかなりお安いです。一緒にコンパクトデジカメ沼に浸かってみましょう!

以上、愛妻家のKeng Chi Yangでした!

作品をもっと見たい方はこちらから

by Keng Chi Yang

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