プロフィール
1989年生まれ。日本大学芸術学部デザイン学科を卒業後、独学で写真を学ぶ。 デザインの知識を応用し、海外テイストやライフスタイルを想起させるような撮影を得意とする。 商品撮影やショップ撮影の分野で主に活動している。
7つのキーワード
被写体
強いていうなら、「物」を中心に撮影をしています。
テーブルフォトやスタイリングフォトを撮影しているので、化粧品だったり、食べ物だったり、プライベートではお気に入りのインテリアだったりします。もともとデザインが好きなので、コンセプトやシーンをデザインしやすい点に魅力を感じています。
機材
ボディはCanon EOS 6D Mark IIです。レンズはSIGMA Art 50mm/F1.4を主に使用していて、Canon EF 24-70mm/F2.8やCarl Zeiss Planar 85mm/F1.4を店舗撮影やポートレートのとき等で使いわけています。
その他の機材では、三脚とリモコンシャッターを使用しており、撮影においてこの2つは必須のアイテムです。テーブルフォトやスタイリング写真、商品撮影といったジャンルは水平線のキープやブレがシビアになってきます。商品配置面が斜めになっていないかであったり、被写体に対してのカメラの角度、向きの不自然さを確認したり、少し暗めに撮影する場合が多いので、ブレ防止のために三脚を使用します。シャッターボタンを押した振動でブレてしまうこともあるので、リモコンシャッターを使用して更にブレを防止しています。
理由
撮り続けられた理由は、発信する場と気軽にインプットできる場があったからだと思います。
写真を本格的にはじめたのはSNSがキッカケでした。それまでは撮りはするけど現像はせずにフォルダに入れっぱなしという状態でしたが、SNSで見たおしゃれな写真の数々に衝撃を受け、私もこんな写真が撮りたい!と思ったのが続ける原動力でした。「こういう写真を撮りたい」という気持ちと、発信する場がある楽しさが今も写真を撮る上での原動力となっています。
理想
意識的に写真から離れる時間を持つようにしています。なんとなく撮影するよりも好きな作風100%の写真を撮影したいので、カメラは持ち歩いていません。表現手法の一つとして写真が好きなので、撮りたくなったら撮るを心がけています。撮りたい欲を大切にするためにも、撮影時間よりもインプットに多く時間を費やしているかもしれないです。
また、はっきりとした理想像は無いのですが、撮りたい気持ちを大事にしていきたいです。必要に駆られて撮影するのではなく、撮りたいときに撮るというスタイルで写真と向き合っていけたらいいなと思っています。なんとなく撮るのも時には良いですが、撮りたい時に撮る方が、楽しさやトキメキが大きいからです。その楽しさのために、写欲を溜めておきたいなと思います。
発信
スタイリングフォトやテーブルフォトを知ったのがSNSだったので、SNSがなかったら今の写真にも大きく影響していたと思います。
ポートレートについても、好きな作風はSNSライクなものです。そういう写真が撮ってみたくて写真にハマっていきました。おしゃれな写真を見るのが大好きなので、自分もこんな写真を撮りたい!という気持ちが写真を勉強する原動力になっています。なので、SNSが無ければ写真にのめりこんでいなかったと思います。
撮影することと、撮影した写真を世の中に発信することはイコールというよりは、セットな感覚です。発信する場があるから続いている部分が大きいと思います。理想とする写真が撮れたときのトキメキももちろんありますが、どこにも発表せずパソコンのフォルダーに眠らせているだけとはモチベーションが違うと思うのです。撮りたい写真が先にあって、そこに発信がセットになっている感じです。英語を勉強したら実際に話す環境に行って会話をする、映画を撮影したら第三者に見てもらうということと同じだと思います。
仕事
施設やショップ撮影のような、すでにある空間を美しく切り取るようなお仕事ももっとできたらなと思っています。
卓上でのスタイリング撮影案件が主でしたが、最近ではショップからの撮影もご依頼いただくようになり、自分でスタイリングを組んで撮影するのとはまた違った楽しさがあるなと感じています。いろいろなアングルでの切り取り、その場での発見、特別な場所で撮影することの新鮮味に毎回ときめいています。
未来
撮りたい気持ちを大切にしながら写真と向き合っていくことは変わらず、いろいろな物を見て、スタイリングや提案の引き出しを増やしていきたいなと思います。
また、撮影写真に合せたデザイン的なビジュアル(エディトリアルされたものや、文字入れしたもの)も、作品撮影の延長線として作りたいです。写真とデザインをもっと結びつけた撮影、作品に挑戦していきたいです。