プロフィール
2001年9月12日生まれ。東京都在住。2020年8月時点でInstagramのフォロワー8万人突破。 企業広告、アーティスト写真、CDジャケットなどのスチール撮影担当や写真教室で講師を務める。2020 年に表参道ヒルズ同潤館にて初の個展「エクランに沈む」を開催。 また、映像作家としての活動を始め、第2回Fellows Film Festival審査員特別賞受賞。 現在は、自主制作映画「ブルーバーズの詩」やアーティストのミュージックビデオの監督・カメラマンを務めるなど、活動の幅を広げている。
7つのキーワード
被写体
主な被写体は人です。人を写して撮ることが多いです。誰かと作ることが好きなので今までの写真を見ていると人がメインでなくとも少しは写っている写真が多いです。撮っている中で、人のどんどん変わっていく変化の瞬間を追いかけてシャッターを切るのが好きなんだと思います。
機材
メイン機は3台あり、Nikon FM10、OLYMPUS FT、Canon autoboy SⅡを使っています。
他にもいろいろなフィルムカメラをその日の気分やイメージで追加で持っていっています。。作風や撮影スタイルを維持するためにもフィルムで撮るという部分は自分に欠かせないものだと思っています。私が写真を好きになった理由がそもそもフィルムカメラを使ったファインダー越しの世界を目にしたのが最初なので、他のデジタルカメラで撮ると、感覚的になんだか違う感じがするんですよね。
理由
今に至るまで写真を撮り続けることができているのは、単純に大好きだからです。ファインダー越しに世界を覗くことも、シャッターを押すことも、現像した写真を見ることも、写真から広がる世界も全部大好きです。
そして、写真がこの感覚を作ってくれたと思っています。写真に出会う前は何に対しても今が良ければいいと思っていて、めんどくさい事もしたくないし、別に綺麗な景色とか見たらそれで終わりだから特に何も感じなかったんです。でも写真を始めて、世界に色がついたみたいな感覚が得られてから、すごく世界が変わったんです。なんでもない毎日の中でも、晴れているだけでテンションが上がって、光を見つけては綺麗だなって心が動いて、曇りでも曇りなりの質感が好きだと思えたり。それは最初だけじゃなくて今も色をつけ続けてくれています。だから写真を撮り続けることができていて、これからも撮り続けながらずっとずっと感動していくのだと思います。
理想
理想の写真家になるためにおこなっていることは、撮り続けることです。作品としての写真もそうですし、記録としての写真も1日1枚日付の入るカメラで必ず撮っています。どちらも決めて無理矢理撮っているというよりは、いつも撮りたいから撮っていてます。1日1枚の方も最初は別ですが、今は気づいたら毎日撮っているだけなので「おこなっていること」というより、もはや生活の一部になっていますが。
これから先どうなりたいかはまだ見えていないですが、写真で生きていきたいと思っています。その形はまだ確定していないけれど、永遠に写真と一緒にいるつもりだし、そうしたいと思っています。
発信
もしも今SNSがなかったとしたら、自分の今の写真はないと思います。SNSのために写真を撮っているとは一度も思ったことはないですし、そうするつもりもないですが、SNSがなければ今の写真友達・被写体さん・お世話になっている方々には誰にも出会えなかったと思います。それがなかったら自分の今の写真はありません。
私の中で写真は2つあります。1つは思い出写真、もう1つは作品としての写真です。そのため、撮影することと撮影した写真を世の中に発信することは私にとってイコールとは限らないです。思い出写真は自分のためにあり、自分の忘れたくない瞬間、残したいものが詰まっていればそれでいいと思っています。お気に入りを見て欲しいと思い、それを発信することはありますが、あくまで自分のためのものなので思い出写真と発信がイコールになることはないです。
しかし、私の作品としての写真は自分の表現であると同時にそれを誰かに何かを感じてもらって初めて完成するものだと考えています。なのでそういう意味では、作品を世の中に発信することは私にとってイコールなのだと思います。
仕事
こういう仕事をしてみたいという具体的なものはパッと出てこないですが、写真に関するものはなんでも挑戦したいと思っています。ただ、フィルムで撮るという自分のスタイルは崩さず、あくま自分として写真を撮る部分は変えずにやっていきたいと思っています。
未来
今後については、何にでも挑戦していきたいと思っています。まだ選べるほどやってきていないし、知識もないのでとにかくたくさんのことに挑戦し続けたいと思っています。