1985年 兵庫県生まれ。2004年、商業写真からキャリアをスタート。写真事務所とスタジオ経営を経て現在は写真を主とした制作プロダクション”Nowhere”代表兼写真家として活動。
7つのキーワード
被写体
仕事での撮影は人物とスチールライフが多く、割合は少ないですがインテリアや建築なども撮影しています。プライベートでは家族の日常写真やストリートスナップを撮ります。人によっては取るに足らない断片的な風景や事象に惹かれ、気付いたらシャッターを切っていることもよくあります。
機材
特に好きなメーカーはCanonとLeicaです。スチールはCanon EOS 5D Mark IVとLeica M10、映像ではSony a7IIIを使用しています。ストリートスナップや家族写真など趣味性の高いものはLeica M10をメインに、気分でSony RX100M7を持ち出します。コンパクトなのでカバンに忍び込ませ、気軽に持ち出せるのがいいですね。
自分に欠かせない状況とは光をコントロールする/できる状況です。 照明やディフューザー、レフ板などの道具が使える環境では思い通りの光を作ることができます。ストリートで道具が使い辛い場合でも、その環境にあるものを工夫してコントロールすることを常に心掛けています。とはいえ、仕事以外では細かいことをあまり気にしないでラフに撮影しています。
理由
写真を撮り始めた頃から常に自分の理想があり、 その理想を追ってTry & errorを繰り返してきました。これまでできなかったことができるようになったり、その小さな成長の積み重ねが楽しかったからこそ、今に至るまで撮り続けてこられたのかなと思います。
理想
理想を追う上で行なっていることは、詩や音楽、映画や絵画など一流の芸術に触れることです。またビジュアライズすることも常に心掛けています。作家性を尊重した企画でのクリエイティブ製作はクリエイターとしてとても幸せな事です。ただ、作家として名を表に出す事より、匿名性の高いものに憧れがあります。だから、製作者が表に出るのは二の次でいいと考えていて、目的を達成するひとつのピースとして役に立てることが理想です。
発信
誰かに見てもらうための写真。その側面を否定するつもりは全くありませんし、多くの方に自分の写真を見てもらえることはとても幸せなことです。ただ自分はその為の写真をあまり多く撮っていません。理由でも触れたことですが、自分自身と向き合ったり自分の楽しみのために写真を撮っているので、もし今SNSがなかったとしても自分の写真やスタイルに影響はないかもしれません。
世に発信していない写真が山の様にあって、自分的な「いい写真」の多くはその山の中にあります。 いわばプライベートすぎる私写真ですが、これらをさらけ出すことに今はあまり魅力を感じていないのです。
仕事
今は人物撮影とスチールライフをメインとしていますが、今以上のレベルが求められる大きな舞台に今後はもっと立ちたいと考えています。また人間としての在り方や環境問題などを考えさせてくれるNational Geographicの様な仕事に携わることも目標にしています。
未来
今よりももっと多くの新たな挑戦をしたいですね。自分の前に出てくる壁を次々と超えられるメンタルとフィジカル、人としての強さを備えていきたいです。