なさんこんにちは。カステラ愛好家兼フォトグラファーの杉本(@Sugimoto_Yuya_)です。
家に多い時は3本くらいカステラがありまして、この量を食べながら体型を維持している自分はなかなか立派なんじゃないかと思い始めました。今日も元気です。
さて、写真編集においてLightroomを使用している人の数というのは結構多いのではと思っています。僕も写真管理ソフトとしてのみでなく、レタッチ、現像ソフトとして使用している人間の一人です。
そんなLightroomですが、実は結構多機能なんですね。またショートカットと合わせてテンポよく現像することで圧倒的な効率を手に入れることもできます。
意外と知られていない機能だったりするので今回自分がよく使う機能をいくつか紹介していこう思っています。
Lightroomで覚えておくべき機能とショートカット
スナップショット
Mac: command + N・Windows: ctrl + N
機能の前にやり方から。command+Nでスナップショットを作成できます。
名前は適当に1としています。作成を押すと
この様に画面左側のスナップショットの中に「1」と追加されています。では機能の説明です。スナップショットは簡単に言えば、ゲームでいうところのセーブの機能です。
いつでもこの「1」をクリックしたらここに戻ってこれます。
みなさんも経験があるかと思いますが、現像していて、なんとなくいい感じだけど、もう少し行ってみよう!みたいな気持ちでいろいろ触っているうちに、あれ?さっきの方がよかったな。。。なんて経験はありませんか?あの時の状態に戻れなくなった!なんて事態を防ぐことができるのがこの機能です。
ヒストリーを使い、戻りたいところまで戻るのも一つの手段ではあるものの、スナップショットの方が正確で圧倒的に簡単です。
特に現像の練習段階や新しい現像を模索している時などは、いろいろな数値をコントロールすることもあるかと思います。
そんな時にとても便利なスナップショット、是非活用してみてください。
ちなみにこのスナップショットは何個でも作れます。
名前も自由につけることができますし、もちろん削除することもできるので安易に作っていきましょう。
DとGでライブラリと現像を行ったり来たり
現像の効率で地味ながら微妙に面倒な操作がライブラリと現像画面の往復です。
Gボタンを押すと現像画面からライブラリにいくことができます。
Dボタンではライブラリから現像画面にいくことができます。
数枚のレタッチでは大した時間の損失にはならないですが、たくさんの写真を一度の現像している時などは、地味ながらとても効率のいいショートカットでおすすめです。
プリセットを作る
Mac: command + shift + N・Windows: ctrl + shift + N
昨今プリセットは色々な場所で販売されています。
販売できるか、とか売れるのか、とかそういった問題は置いておきまして、プリセットを作成する。このことはLightroomでは誰でも可能になっています。
登録したい項目にチェックをつけて作成すれば完了です。グループやプリセット名をつけておくと管理も楽なのでおすすめです。
一般に販売されているプリセットもこの様に作られています。
プリセットのメリットはなんと言っても作業の効率化、そして安定感です。
例えばTwitterに同じ場所撮影した写真を4枚唐投稿したい時に、4枚全て同じ工程を踏んだ後に微調整するのは手間のかかる作業ですよね。
プリセットを作成すれば、とりあえず当ててしまって、細かい調整のみに時間を使え、また統一感も出せると言った使い方ができます。
設定をコピー
Mac: command + C・Windows: ctrl + C
また、プリセットを作成するほどではないけど、時間は節約したいという時は
command + Cで設定をコピーすることができます。
貼り付ける時はcommand+V (Windowsの場合はctrl+V)でコピーした設定をそのまま他の写真に流用できます。
同様のことはショートカットを使わず、左下のコピー、ペーストボタンを使っても可能です。もちろん、写真は少しでも時間や位置が変われば光の影響も変化するので、プリセットや設定のコピー&ペーストのみではベストにならないことも多々ありますが、レタッチに時間がかかりすぎて大変とか、そう言った悩みの解決には役立つと思います。
Before/Afterをくらべたい時に
Yキーで現像前後の写真を並べてみることが可能です。
もう一度Yキーを押すと元の一枚の状態に戻ります。
Yキーを押したあと、shift + Yで真ん中で写真を分割して比較
また、Yキーを押したあとでshift+Yで
真ん中で写真を分割して比べることが可能です。
どれほど現像によって印象が変わったのかを確認する時に便利です。
¥マークで全画面のままBefore/Afterを比べる
¥(エンマーク)を押すと撮って出しの状態に、もう一度押すと現像した状態に戻ります。撮って出しを見せてくださいというと、一旦初期化しようとする人に多く出会ってきましたが、こちらの方が楽です。とても便利なショートカットなので覚えておくと良いと思います。
Yでも¥でもいいですが、現像の前後を比べる機会は多いので、自分なりに見やすい、確認しやすい方法を一つ確保しておくと便利です。ちなみに僕は¥をよく使います。
※¥マークはキーボードの配列またはOSによって異なる場合があります。
Iで設定を確認する
I(アイ)キーを押すと写真を撮影した日時やピクセル数を見ることができます。左上に出ていますね。
もう一度押すと
今度は設定が出現します。ヒストグラムの所にも設定は記載されているのですが、撮影したレンズまで表示してくれるのが意外に便利でよく使っています。
もう一度押すと、何も表示されない元の状態に戻ります。
現像中は見えていると鬱陶しいので消しておく方がいいかもしれません。
トリミング画面で表示される線を変える
トリミングの画面ではこの3分割が表示されています。ここでO(オー)を押すと
線の種類を変えることができます。
自分が求めている構図に対して必要な、あるいは実現しやすい線を選択すると精度の高いトリミングをすることができます。
ここで三つ写真を掲載しましたが、僕の間違いでなければ8個ほどバリエーションがあるはずです。
日の丸構図に明日いけど3分割だと正確な中心がわからないなんて時にとてつもなく便利です。
まとめ
Lightroomショートカットまとめ
- スナップショット:command + N・Windows: ctrl + N
- ライブラリと現像を行ったり来たり:DキーとGキー
- プリセットをつくる:Mac: command + shift + N・Windows: ctrl + shift + N
- 設定をコピー:Mac: command + C・Windows: ctrl + C
- 現像前後の写真を並べてみる:Yキー
- 真ん中で写真を分割して比べる:Yキーを押したあとshift+Y
- 撮って出しの状態を表示する:¥キー
- 写真を撮影した日時やピクセル数等を表示する:Iキー
- トリミング画面で表示される線を変える:Oキー
さいごに
いかがでしたでしょうか?知ってるよー!というものもあるとは思いますが、知らないものがあれば是非使って見てください。ショートカット含め慣れると便利なものを詰め合わせてみました。
Lightroomや、Photoshopもそうですが、ショートカットが持つ速度感というのはなかなか無視できないものがあります。全てをマウスで行うのに比べると格段に効率的になります。そして効率化が進めばいつもと同じ時間でいつもより多く現像ができたり、余った時間で練習ができたりなんてこともあるかもしれません。
ショートカットを指が覚えるまでは少し手間取ることもあるかもしれませが是非マスターして快適な現像環境を手に入れましょう。
ではまた!