Ken Tanahashi | MY PERSPECTIVE

Mar. 08. 2021

SHARE

  • xでシェア
  • lineでシェア

Ken Tanahashi

Photographer

2016年から本格的に写真を撮り始める。普段はストリートフォトを中心にスナップ写真を撮影している。WEBメディアへの記事の寄稿や写真系コミュニティ『DopeZine』の運営として活躍している。

7つのキーワード

被写体

私が今興味を持って撮影している被写体は、街全体やそこにあるもの全てです。日々移り変わる街の変化や人々の様子、偶然生活の中で出会った1つ1つの瞬間に魅力を感じています。

機材

機材はSONY α7ⅡとOLMPUS OM-D EM1を使っています。特によく使うのがE-M1です。軽くてコンパクト、防塵防滴、強力な手振れ補正が私の撮影スタイルにマッチしています。

レンズは、普段使い用の小型単焦点M.Zuiko 17mm F/1.8、雨の日に使う防塵防滴仕様のLEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 II ASPH、少し遠出するときに使うM.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO。これらのレンズを天気やロケーションで使い分けて撮影しています。この3つのレンズは私の撮影にとって欠かせないアイテムです。

理由

私にとって写真は生活の一部です。わざわざ撮りに行くこともほとんどありませんし、頑張って撮っているという感覚もありません。カメラは常に持ち歩き、普段の生活の中で自分が良いと思った瞬間やロケーションを見つけたときにシャッターを切っています。それくらい写真というものを身近に感じているので、これまで続けてこれたんだと思います。

理想

欲を言えば世界で通用する写真が撮れるようになりたいという願望があります。自分の中で常に新しい視点を見つけられるように、国内だけではなく海外の情報をインプットしたり、写真以外にもいろんなことに挑戦して感性を養いたいです。

これまで様々な写真を撮影してきたので、この先も自分の撮影スタイルは日々変化していくと思います。その時々で常に自分が納得するものであれば、数年後に興味が変わって全く違うものを撮っていたとしても私が撮る写真には変わりがないので、時代に流されず撮りたいものを自由に撮影していきたいです。

発信

SNSは自分の写真活動のベースになっているということもあり、常に写真とSNSというテーマを考え続けています。その結果、私はSNSと自分が撮りたい写真を完全に分けて考えることとなりました。数年間SNSで発信活動を続けてきて、世の中に求められている写真と、自分の撮りたい写真にギャップがあることに気づき、その差を埋める努力もしたのですがどうも難しい。それならSNSはSNS、写真は写真として分けてしまおうと思い至ったのです。

きっとSNSがなかったらこんなに多くの仲間に出会えることも、写真に対する熱量も今ほどなかったように感じます。SNSがあったからこそ好きな写真を自由に撮るという考え方にたどりつけましたし、今の自分の撮影スタイルを確立できたと思っています。そして今後SNSがなくなったとしても、今までと変わらず写真を撮り続けるはずです。

また、私にとって撮影することと、その写真を世の中に発信することは必ずしもイコールではありません。ここをイコールにしてしまうと、例えばSNSを発信の場にしている場合であればそのプラットフォームに依存した形の写真を撮るようになってしまいます。他の媒体でも同様です。どこかで発信することをイメージして撮影してしまうと、それは自分が本当に撮りたいであろう写真から離れていってしまう気がしています。そのため、仕事以外の撮影では分けて考えたいのです。

仕事

理想というものはないかもしれません。自分の撮る写真や活動を認めてくれる人がいれば、どんな仕事にも挑戦してみたいですね。

未来

SNSやインターネット上のサービスを中心に写真の活動をしてきたので、今後は写真集の作成や展示など、オンラインだけではなく外に目を向けた活動をしていきたいです。

by Ken Tanahashi

Ken Tanahashi | MY PERSPECTIVE

Mar 08. 2021

このシリーズのその他の記事

関連記事

ARTICLES

Loading...