1987年ソウル生まれ。
韓国で産業デザイン大学を中退し、2008年来日。2010年に東京工芸大学へ進学。卒業後はデザイン会社を経て、2014年7月にヒューへ入社。
7つのキーワード
被写体
仕事ではテーブルフォトや人物、プロダクトイメージ(商品のイメージビジュアル)などの広告写真を中心に撮影をおこなっています。それに対してパーソナルワークでは、被写体を特に決めておりません。それは被写体自身によって表現するのではなく、自分の感情を写真の中の雰囲気に乗せることが自分の写真表現だからです。
機材
35mmカメラとMamiya RZ、大判カメラを主に使用しています。35mmカメラとMamiya RZの使い分けはイメージセンサーの大きさとレンズのボケ感が違うので撮りたいものに応じてカメラやレンズを変えています。
スタジオ撮影が撮影スタイルのベースで、こだわりどころとしては光のハイライトの入れ方を工夫して、アクセントとなるようにしています。
理由
私が写真を撮る理由は、思い描く世界と言葉には表せない感情。その現実と理想の合間の表現ができる媒体として「写真」が理想的だと思ったからです。
理想
自分のことを写真家だとは思いませんが、ただ、自分に恥のない写真を撮り続けたいと思っています。インスピレーションの源は映画と音楽ですので、常に芸術鑑賞をし表現方法を模索しています。理想とする特定の人はいないのですが、愛を生み、人を繋ぐ架け橋のようなクリエイターになりたいと思っています。
発信
過去も今もあまりSNSをやっていないのですが、それでも活動をやってこれたので、もしSNSがなかったとしても自分の撮影スタイルに影響はなかったと思います。自分がシャッターを押す瞬間は本心に純度100%従ったものなんですよ。それに対し、写真が出来上がり、人々に届く時には受け取り手の見方によって、色んな形にイメージが変貌する。だから、写真の主語は不変なのに、見る人によって形容詞が変わるように感じています。
仕事
仕事でも作品でもパッと見て分かるような直球ではなく、「何を感じて欲しかったんだろう?何を伝えたかったんだろう?」と人に考えさせるような余白のあるモノ造りを意識しています。
未来
クリエイティブの中でフィールドの幅を広げていきたいです。さらにその先の夢としては、編集長になりたいですね。雑誌に限らず、ディレクションを行うような人になりたいです。