谷田洋史 | MY PERSPECTIVE

Jul. 06. 2020

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Hiroshi Tanita

Photographer

風景写真家。「paradise on EARTH “Hokkaido”」をテーマに地球の楽園ともいうべき北海道の風景を中心に撮影している。主な受賞歴は、Sony World Photography Awards 2017、東京カメラ部10選2019等

7つのキーワード

被写体

北海道の自然風景を被写体に撮影しています。風景写真を撮り始める前に旅先で見た光景に感動したことがあり、その美しさをより多くの方に伝えたい、と思ったのが風景写真を撮るようになったきっかけです。

年に数日しか見ることができない現象などもあり、観光地として有名な場所であっても「見たことがある風景の、見たことのない瞬間」があったりもします。ファインダー越しにそんな瞬間を捉えることができた時は本当に嬉しいです。

機材

現在はSONY α7R IVをメインで使用しています。レンズは超広角から超望遠まで幅広く使用することが多く、12mm〜400mmまでのレンズを使い分けており、SONY FE 12-24 F4 G,SONY FE 70-200 F2.8 GMの使用頻度が高いです。

撮影のほとんどで三脚を使用しておりReally Right Stuffの三脚は拡張性やアタッチメント類も多く全幅の信頼を寄せています。また、撮影移動のために年間3〜4万キロ走行するため、車内で快適に過ごすことができるような道具(車中泊用の寝具など)は厳選して用意しています。

理由

撮り続ける理由として、写真を撮り始める前から旅先などで目を奪われるような素晴らしい光景を目にした際に、この感動をより多くの人にも伝えたいという想いがありました。その後、あることをきっかけに一眼レフカメラを手にすることがあり、それ以降どうやったらこの感動を伝えることができるのか、を試行錯誤し今に至ります。

理想

理想の写真家になるためにおこなっているということではありませんが、何気ない生活の中での些細な変化や印象の違いが日々起こる中、その感じたものをいかにわかりやすくアウトプットできるか、という点について気にかけるようにしています。

理想として、北海道の風景をより多くの方に知ってもらいたいという思いから風景写真を撮り始め、そこから人のつながりや仕事が生まれるという流れが出来上がっているため、観光業や地方自治体と地域活性化に繋げ想いを形にすることができればと思っています。

発信

SNSが世の中に浸透し始めた頃に写真を始めたので、SNSという文化がなければ写真も始めていなかったと思います。始めたての頃は1枚の写真でこんなにも世界中の人と繋がることができるのか!と大変驚きました。最近は積極的にSNSを活用していないのですが、立ち位置的にSNSは宣伝ツール的な意味合いが強いです。また、作品のスタイルとは関係ありませんが、統計情報を見るのが好きなのでSNS上での流行り廃りなどを知るためにもSNSを使用しています。

しかし、撮影することと撮影した写真を世の中に発信することはイコールではなありません。世の中に発信している作品は「paradise on Earth “Hokkaido”」というテーマに沿ったもののみで、それ以外に撮影しているもの(記録的にな意味合いのものが多いですが)については世に出すことはないと思います。

仕事

「理想」でも書いていますが、土地に根付いた観光や地域創生に協力できるような形で仕事ができればと思っています

撮影することと発信することは、私にとってイコールだと思っています。ただタイミングやどこに発信するかは大事だなと思います。WEB上だとiPhoneサイズの写真にしか触れ合うことができないので、やはりリアルな場での作品との出会いを大事にしたいと思います。

未来

完成した作品ではなく、それが出来上がるまでのプロセスがわかるようなドキュメンタリー的なものを形として残すことができないかと考えています。それぞれの作品に関するストーリー性をより伝えやすくするための手段の一つです。

谷田 洋史氏 作品ギャラリー

by Hiroshi Tanita

谷田洋史 | MY PERSPECTIVE

Jul 06. 2020

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