笑子|MY PERSPECTIVE

Dec. 05. 2024

SHARE

  • xでシェア
  • lineでシェア

Emiko

Photographer

1998年生まれ 東京都出身
写真学科を卒業後、本格的に活動を開始。これまでファッション・ポートレート・アーティスト写真などの撮影を手がけ、2022年には「私が撮りたかった女優展 Vol.4」に参加。現在はほぼ全ての撮影にフィルムカメラを使用。

7つのキーワード

被写体

藤原さくら(「私が撮りたかった女優展 Vol.4」より)

これと決めている被写体というものは特にありませんが、仕事でもそうでなくても人を撮ることがとても楽しいと感じています。
人の写真に限った話ではないですが、全く同じ写真は自分にも撮ることができないので、その時間を大切に思えることが魅力の一つだと感じています。

機材

普段は、Nikon F3、CONTAX G2、CONTAX T2をメインで使用しています。仕事の際にはF3やG2を、遊びに行く時にはT2を必ず持っていることが多いです。

撮影するうえで欠かせないのはフィルムです。もともとはデジタルカメラも使っていましたが、仕事や作品を作っていく中で、気づけばフィルムだけで撮るようになっていました。フィルムだとすぐに確認できないため周りの方には迷惑をかけてしまうこともありますが、それでもその瞬間に集中し、一枚一枚を大切に撮る感覚が自分にはとても合っていると感じています。

理由

そのときの環境や気持ちによって変わることもありますが、ずっと変わらないのは写真が好きだからということだと思います。

写真から少し離れたいと思って旅に出ても、気づけば旅先でまた写真を撮っている自分がいます。気づかないうちに写真が日常生活に溶け込んでいるのかもしれません。

理想

長く楽しく写真を撮っていきたいと考えているので、自分が好きな写真や楽しいと思える瞬間を探すことを大切にしています。

写ってくださる方に気に入ってもらえるような、写真を見た人の心が軽くなるような写真が撮りたいです。誰かと比べてしまったり迷ったりする瞬間があったとしても自分が好きな写真にまっすぐでいたいと思っています。

発信

小さい頃から写真を撮ることが好きでカメラは持っていましたが、SNSをはじめたことによって展示が開催されていることを知ったり、Instagramを通じて知り合った子を撮らせてもらったり、また人に見てもらうことを意識するようになりました。SNSがもしなかったら人に見てもらうという選択肢がないまま、自分のなかで楽しむだけにとどまっていたかもしれません。

写真を撮ることと、それを世の中に発信することは必ずしもイコールではないと思います。自分が忘れたくない瞬間や大切だと思う瞬間があれば、誰かに見せることを考えずに写真を撮ることもあります。写真は表現であると同時に、記録であり記憶であると認識しています。仕事では依頼者や見る人を考えて撮影しますが、基本的には自分が写真を好きだから撮っているのだと思います。

仕事

ジャンルや分野を問わず、好きな人やものに携わる仕事ができたらいいなと思っています。また自分だけでなく、誰かの好きに寄り添って、その力になれるような写真を撮りたいです。

未来

できるだけ長く楽しく穏やかに写真を撮り続けられたらいいなと思っています。そのために、写真と真剣に向き合い日々考えることをやめずにいたいです。

また、近いうちに展示や書籍などを通して、写真を何かの形にしていけたらいいなと考えています。

by Emiko

笑子|MY PERSPECTIVE

Dec 05. 2024

このシリーズのその他の記事

関連記事

ARTICLES

Loading...