あらたなヒーコのお知らせ

株式会社XICOは、2019年に現在のクリエイティブプロダクション事業をスタート。5年の節目を越えました。最初は、代表一人からはじまった会社ではありますが、多くのクライアント様やパートナー様、ステークホルダーの皆さまよりご信頼をいただいて、2024年現在、売上・利益ともに大きな成長を遂げております。私たちは広告業界におけるスタープレイヤーでもなければ、クリエイティブ業界における何者でもない、まだまだ小さな会社です。今回、コーポレートロゴのリニューアルをきっかけに、これまでのヒーコの歩みや、これからの視点を共有する機会とすべく、ささやかながらプレスリリースとして発表させていただけたらと思います。

2024年9月、会社規模、事業規模拡大を目的として、コーポレートロゴを刷新しました。これまでのヒーコのコアアイデンティティを継承しながら現在と未来を反映した意匠に変更します。

アイデンティティの進化と発展

アイデンティティデザインを主事業とする kern inc. のタカヤ・オオタ氏によるデザイン。

コ・クリエイションをコンセプトに、ヒーコの由来となるインフィニティループや、ビジネスモデルでもある Co-creation を表現。従来のベジェ曲線による計算可能な印象も与える意匠から発展し、手触り感を残しながら曲線と直線という相反する属性が混在する意匠に仕立てていただきました。

ヒーコ(XICO)というスペリングには、社名の由来が象徴的に表現されています。アイデンティティを示す「I」が寄り添いながら手を差し伸べる姿を「C」として、その手を取り合い、円を描いていくことを「O」という象形に込めており、それらの関係性が無限大に増えていくという意味から「X」が付与されています。これらのアナグラムとして「XICO」という造語は生まれました。

旧来のロゴでは、このアナグラムを正確に表現しつつも、線形に演出可能なアプローチで描かれていることからどこかデジタルナイズされた印象がありました。今回のロゴは、不規則で手触り感のある書体と、非連続な直線と曲線によって構成されており、相反する秩序と意志の調和が感じられように設計されています。

また、「C」と「O」をつなげたインフィニティーループによって Co-creation というコンセプトを浮き彫りにし、ヒーコのビジョンでもある点・線・円という世界観も同時に示しています。これまでの根源的なアイデンティティを継承しながらもあらたな解釈によって再構築された意匠となりました。

新名刺デザイン

今回ロゴデザインは、数々の企業のロゴ制作を手がけ、独自の視点で企業のアイデンティティをデザインする kern inc のタカヤ・オオタ氏にご担当いただきました。これまでのアイデンティティを継承しつつ、未来への新たな一歩を象徴するコーポレートロゴとなっています。

あらたな事業の展開へ

ロゴのリニューアルに伴い、これからあらたな事業を複数展開していきます。

まず第一弾として、ウェブマガジンのローンチとアーティストエージェンシーサービスのローンチを行います。

ビジネスとクリエイティビティが交差するウェブマガジンをローンチ

これまで長年運用してきたフォトグラファーやデザイナーを対象としたウェブメディア(xico.media)をクローズし、あらたにコ・クリエイティブカンパニーとしてB2B商業領域を対象としたオウンドメディアをローンチします。

写真、映像、文章。

ビジネスとクリエイティビティが交差するデジタルメディアです。

広告、仕事、道具、技術、そしてライフスタイルを軸に、

多様なテーマを多様な視点からみつめることで、新たなインサイトのきっかけを提供します。

クリエイティブプロダクションにおけるあらたなウェブマガジンの姿を模索するため、リリースされました。企業がマーケティングやブランディングを実行するうえで活用できる情報や、クリエイターにとっての仕事のきっかけとして機能するようなプラットフォームを目指します。

Information

CO MAGAZINE
xico.co.jp/magazine

アーティストマネジメント事業「コ・エージェンシー」のローンチ

ヒーコはこれまで、共存共栄をコンセプトとしたメディチイズムというクリエイターギルドを構築し、年間200近くのプロジェクトをディレクションしてきました。プロジェクトをとおして多種多様なクリエイターの方たちとのお仕事を行うことで得られた知見を、形式知化し、最適化することで培ったクリエイティブワークフローを、フリーランスのクリエイターとして広告領域やメディアビジネスの中で活動しているアーティストと共有していく為の取り組みです。

所属アーティストが、本来のパフォーマンスを発揮することができるように構築されたエージェンシーです。今回ローンチする Co Agency とは、当社と親和性の高いフォトグラファーやヘアスタイリスト、メイクアップアーティストやプロデューサー、そしてディレクターの方と排他的な契約を交わすことで、専属のエージェントとして関係性を強化し、アサインメントワークにおけるパフォーマンス向上や、顧客課題解決の最適化をはかる取り組みです。

Information

Co Agency
xico.co.jp/artists

PARTNER

kern Inc.

コーポレートロゴデザインをご担当

このたび XICO さんのあたらしいアイデンティティ・デザインを担当させていただいた、ケルンのオオタと申します。

新しいアイデンティティは「コ・クリエーション」をコンセプトに掲げ、クリエイターやクライアントが XICO と手を取り合い、共創によって結びつきを強くしていく姿を思い描きながら制作しました。アナログやデジタル、クリエイターによって表現手段に違いはあれど、素晴らしい創作物には常に “想い” が内在しています。そんな熱のある有機性をロゴに表出すべく、今回の意匠では秩序から外れた描写を取り入れることを試みました。

5年という節目に、XICO 第二幕のブランド・デザインに携われたことをとても光栄に思います。

mgn Inc.

フロントエンド・サーバーサイドの実装をご担当

サイトリニューアルおめでとうございます。今回のプロジェクトに携わることができ、大変うれしく感じております。

今回のリニューアルでは、従来別々に運営されていたコーポレートサイトとメディアサイトを一つに統合し、シームレスなユーザー体験を維持しつつ、商品の購入がスムーズに行えるよう、ShopifyとCMSのカスタマイズや連携部分の実装、コンテンツ移行を担当させていただきました。 特に、コーポレートサイトに元々備わっていた装飾を生かしながら、機能の拡張を行い、記事が次々に読み込まれる際も各コンポーネントが破綻なく動作するよう、実装いたしました。 また、編集操作においては、直感的にコンテンツ入力や連携ができるよう、管理画面のカスタマイズも施しております。

プロジェクトを進める中で、様々なご要望に対してチャレンジングな部分も多々ありましたが、その都度ご相談しながら実装を進められたのは、貴社が常に心理的安全性の高い環境を整えてくださっていたおかげだと感じております。

我々も多くの刺激を受け、一緒にお仕事ができたことを大変感謝しております。 今後とも、XICO様および貴社が関わるプロジェクトがさらに発展し、より良い成果を上げられるよう弊社も全力でサポートしていきたいと思います。

FIT

ウェブデザインをご担当

リニューアルおめでとうございます! このたび、メディア・コーポレートサイトのデザインを担当させていただきました。XICOさんの多角的な審美眼や、知識量の多さにいつもこちらが学びと刺激をいただいており、再びご一緒できたことを大変嬉しく思っております。

朴訥・静謐・不可思議を軸に、感性と知性、トレンドと古典を横断した新しいサイトがより多くのユーザーに喜ばれることを心より願っております。ふつつかものですが、今後もXICOさんのさらなるご活躍を心より応援しております!

MESSAGE

私たちは振り返るほどの何かを成し遂げた会社ではありませんが、株式会社XICOが、法人として生まれたのはちょうど10年前の2014年でした。そこからメディアとしてのヒーコを2017年にスタートして、クリエイティブ制作事業を開始したのは2019年です。

2024年、結果として今回ヒーコはこれまでの細く長い歴史において、もっとも大きな進化を外形的にも変化のある形で実施、そして発表する運びとなりました。今回、ロゴのリニューアルを皮切りにヒーコの価値を再解釈したことで、思いの外大きなリリースになってしまって従業員一同不安を抱えながらも清々しい気持ちで臨んでいるというのが正直な感想です。

自分たちは何者であるのか?眼の前の需要に応えることで精一杯に過ごしてきたこの5年間の節目として、視界がひらけるような思いです。進化という言葉を使ってはいますが、私たち自身にとっては一歩ずつ着実に成長することができたという以上のものはなく、その進化たるものを実感することなく今日まで日々を過ごしてきました。現在、おおくのステークホルダーの皆さまのおかげで、事業が成長を見せる中、さらなるステップアップを目指すにあたって「自分たちは何者であるのか?」を見つめ直したことで、今回ローンチするオウンドメディアやエージェンシー事業という解にいたることができたのは僥倖でした。

発表はさらに先になりますが、直近でもスタジオやギャラリーのローンチも予定しています。これまで同様、大規模な成長を追求するのではなく、まずはとにもかくにも顧客をはじめとしたあらゆるステークホルダーの期待値をこえる価値提供を最優先に考えています。身の丈にあった成長を意識しながら誠実にあたらしいカタチのクリエイティブを模索し、私たち自身がワクワクできるような活動を続けることが結果的に皆さまへの幸福にもつながる。そういうことを信じて、これまでもこれからもやっていくつもりです。

そして、最終的に一人でもおおくの方に「ヒーコと出会えて良かった」と感じてもらえる企業に成長していきたいと願っています。これからのヒーコの成長も楽しみに見守っていただけると嬉しいです。

株式会社XICO
黒田明臣